オホーツク釣行2023(2023年9月)

 

1日目・910日:415分に自宅を出発し、9時に新潟港へ到着した。350キロを一気に送はした。燃費は20km、ワーゲンゴルフは良い。久しぶりに関越道を利用した。トンネルを越えると、学生時代によく行ったシャトー塩沢スキー場が左手に見えた。吉里ロッジらしき建物を確認し、民宿向こう林の上方のガキ山も確認した。コシヒカリも色付き始めている。豊かな南魚沼平野だ。徐々に平野が広くなり、長岡辺の農地はかなり広さを感じる。さらに下越の燕、三条辺の広さは越後平野の大きさを感じさせ、弥彦山を左手遠くへ臨む。この山が明治時代の銅の産地で、ここの銅を使用した鍋やヤカン作成が三条の産業の基礎を固め、三条商人を作り上げた。 

 予定時刻に新潟港より出航した。一昨日の台風の影響は全く無く、穏やかな航海が始まった。船室は安さのため、テレビもない。運転疲れを一眠り1時間。船内をひと回り、ゆっくり風呂に入る。風呂には56人が入っていたが皆なのんびりムードだ。豪華な客室なら少しはすることはあるのだろうが、今回の部屋は何もない。1.×.8m×0.7m=1m3程度の空間しかない。物入れのスペースとわずかな棚、電気が一つ。昨年利用した部屋にはテレビが付いていたが今年はない。帰りはせめてテレビ付きの部屋にしよう。今3時半だから、小樽到着まで12時間だ。8時間眠っても4時間は起きているのだ。物書きでもするしかない。17:50秋田県男鹿半島沖通過、日没はまも無く、船上から日本海へ沈む夕日がきれい。18:00、本日の乗船者は360名とのことでした。20時就寝するも寝付けず。ユーミンを聴きながら。メモ書きに終始した。(写真は出航を待つ新潟港のフェリー、フェリー船内、日本海のサンセット)

2日目・911日:小樽港4時半着岸、下船5時。ミスロードで、朝焼けの美しい小樽港を撮影できた。札樽自動車道で札幌まで340分、途中パーキングに寄り、用足しやウィンドーの虫取り、岩見沢、美唄、砂川、旭川を通過し、比布インターより、続く旭川紋別自動車道で上川まで3時間弱の7時半に到着した。余りにも早すぎるので、途中寄り道で、大雪国道に入り層雲峡へ立ち寄る。大雪湖9時前着し、ここでダムを見ながら持参していたサンドイッチで朝食を摂った。この一帯は大雪山国立公園で、付近には日本百瀑布の一つが名所となっていた。渓谷の間から流れ落ちる流星の滝、銀河の滝の雄大さから沸き起こるエネルギーをいただいた。上川まで戻り、浮島より滝ノ上経由で一気に紋別市役所へ11時半に到着した役所で入居手続き(27000)を済ませて、I年ぶりに住宅へ着いた。走行6時間で350km、燃費21k/l 累計750km。早速上渚滑のセイコマートで日用品と食料や種類等を買い込み8000円。札幌から高速バスに乗った進藤氏を迎えに行こうと思っていたら、進藤氏から予定到着時間より20分早く今着いた電話があり、迎えに行った。深津氏も女満別空港に友人を見送った後、8時過ぎに住宅へ到着し、3人が集結した。同級生の話や健康の話等キリがない。明日午後より天候は下り坂のため、降る前にワンラウンドやることがすぐに決まっ た。(写真は早朝小樽港着岸のフェリー:ラベンダー、大雪国立公園の銀河の滝と流星の滝)

3日目・912()紋別地方の今週の週間天気予報を見ると雨マークが目立つ。今日の午前中はどうにか雨は降りそうにないので、ここぞとばかりに、急遽紋別カントリーで、8時スタートの練習ラウンドを開始した。進藤氏がトップの90、深津氏と井上が100点のスタートだった。帰路、市内のイオンにて、食材や日用品の購入をした。一年振りの紋別市街地を通過したが人の姿は少なかった。遅い昼食を進藤氏の作る野菜炒で美味しくいただき、9時までの飲み会に続いた。日本の農業政策下における農協の現状と不味さの要因などについて飲むほどに白熱した議論を展開した。深津氏には、卒後50年記念誌へこのテーマで執筆してもらいたいと感じた。(写真は紋別市の移住お試し住宅外観とリビング)


4日目・913()朝から雨模様のため、日の出岬のオホーツク温泉とサケ釣り情報入手に興部、沢木、雄武、枝幸まで北上し、往復200kmをオホーツク沿岸のサケ釣り情報入手に奔走した。日の出岬温泉到着は11時だった。旅行者の女性と話をする中で、浜頓別から来る途中のどこかの浜辺では釣竿が何本も並べてあったという情報を入手した。ここからI時間程度宗谷寄りのところらしい。急遽そこへ行こうということになった。途中の雄武の道の駅で昼食のコロッケうどんを食べた。うどんには地元産の昆布の粉末が、またコロッケにはホタテが丸ごと入っていた。いずれも地元産のおすすめであろうか。枝幸町に入ると砂浜には数十本のブッコミ竿が並ぶ。車中泊4日目の同世代のアングラーは、朝まずめに2本の大型のサケを釣り上げていた。これまでに6本のサケが釣れている。ここは期待のできる場所である。予定時間が大きく遅れて午後3時にはゆっくり温泉に浸かることができたオムサロ原生花園100mほど北側の浜でも56人の釣り師が「ブッコミ釣り」 していた。その更に北側のカーブ地点では「浮きルアー釣り」も出来ることと15日に漁師が低地網を引き上げる ので、16日が釣りのチャンスらしいと聞いた。その後蟹ツメオブジェ付近の河口でも今日1本上がっという話だった。サケはいるけどあまり釣れていない。漁師食堂で食べた夕食の炙りホタテズワイ丼2200円は蟹味噌汁付きでとても美味しかった。セイコマートで、明朝の食材とワイン購入後18時頃戻った。 

 

5日目・914日:朝小雨から昼前小雨の天気予報だったため、市内のマルカイチ水産直売所へ行き、佐藤さん、吉川氏へ毛ガニとホタテセットを、また自宅へホタテとイクラを発送した。その後、滝の上ホテル渓流の温泉サウナに浸かり、ホテルで昼食を済ませた。帰路、豆腐の専門店に寄り、美味しそうな豆腐を購入後住宅へ戻った。明日は天気回復を待って上湧別のリバーサイドゴルフ場でラウンドの予定だ。テイクバックで左肩を十分回し、回し切ったところで3秒間止めてゆっくり振り起こしながら左腰の回転動作に移る。フィニッシュを確実に3秒間とる。この動作でスコアメイク間違いない。早めの帰宅で、することがなく、17時から雨中の市内まで出かけ北村さんへオホーツク名産品を贈るための買い物に行った。美味しそうな蒲鉾をその場で揚げてくれるというので、つまみ用のお土産に購入した。

6日目・915日:20ぐらいのさわやかな晴天。早朝3人でアプローチ練習後朝食を済ませ、おにぎりとサンドイッチ持参で、上湧別リバーサイドゴルフ場10時前アウトスタート。前半は4950,51のドングリ一歩リードするも後半OB含む大叩きが3ホール、終われば99,1051062位。今日も進藤氏優勝。帰路アルコール購入後帰宅ですぐ飲み会。佐藤さんから紅白のワインが届いた。赤ワインはイタリア産の爽やかまろやか味の飲みやすいワインだった。持参のカレーで夕食。10時前にいつの間にか就寝。(写真は藻別川河口の釣り師たち)

 

7日目・916() 6時過ぎに起床、爽やかな晴天。リバーサイド2日目9:54スタート。前半アウト49、後半イン44のトータル93。深津101、進藤97、井上の優勝だった。帰りにカニの爪釣り場は異常な人で、釣れてる釣れてる。ちょっと見てるだけでも3本が釣り上がった。ゴルフしているどころではない。明日は、釣りだ。ホームセンターでサンマの切り身餌とカツオのニンニク漬けを購入し、明朝の4時からの釣りに備える。ビールだけの飲みでやめて、明日の朝飯のおにぎり6個を作った。中身は昆布とカツオだった。なんとか釣りたい談義の他に、来年のお試し住宅は、美幌町、清里町、小清水町のどこかにする ことにしよう。観光、釣り、ゴルフ、温泉にアプローチ容易なところが良い。

8日目・917() 2:45起床し、3時過ぎから紋別蟹ツメの藻別川河口で、浮ルアー釣り開始。餌は持参した赤イカと地元ホームセンターで購入したサンマのニンニク漬けの切り身だった。6時まで20投ぐらいしたがダメだった。ツンツンと突くのはガヤ(ハタ)はたまに釣れる。藻別川左岸は入り込む余地のないほどのアングラーだった。我々はその反対側の湾側の砂浜を探った。7時過ぎに一旦住宅へ戻って、作っていったおむすびで朝食にした。一寝入り後に持参したインスタントラーメンで昼食をとった。午後中学校の体育館事務所で、パークゴルフ道具を借用した。帰りは早速にコースをラウンドした。大体のホールをパープレーでラウンドできるようになった。3時半ごろから5時まで真剣に午後の釣りにチャレンジした。大きな波を少し被ってしまったが、結果は残念ながらボウズ。今年も釣れずじまいとなった。帰りは市内の紋太の湯で疲れを流そうとしたが、駐車場を見る限り、相当の混み具合が予想されたので、やめて帰ることになった。 

 

9日目・918() 5:45起床、日本対イングランド戦、ダメだ負けている。12:32で負けた。具沢山の味噌汁と納豆、シーチキン、ゆで卵などで朝食をとった。朝から雨模様で、ゆっくりし、10時過ぎから市内のローソンでフェリー乗車券のコピーをした。なかなか一筋縄ではいかなかったが、少し進展した。興部(おこっぺ)を過ぎて、日の出岬温泉でゆっくりした。昼食は興部のレストランのつもりが、見当たらず急遽紋別市内のレストラン「はらだ」でハンバーグを食べた。とても美味しかった。紋別の洋食ナンバーワンだと思う。マルカイチ水産で、ホタテと毛蟹を買い込み今夜の晩餐会用になる。10日目・919() 井上102、進藤氏97、深津氏953日間トータル進藤氏284、井上295、深津氏296。上湧別チューリップ湯で汗を流した。湯上がり時に、旭川辺り通過中の河合氏より連絡があり、夕方に上渚滑町到着するとのことだった。帰路上湧別市内のオホーツク塩ラーメンのお店に寄り、それぞれ購入した。また紋別市内の専門店で魚介類を購入し、河合氏の歓送迎会用とした。その後、紋別カントリークラブに寄り、忘れ物のパターカバーを受け取った。 5時前に河合氏より電話があった。今、上渚滑町のセイコマートへ着いた。早い到着で、河合氏の風呂上がりから4人で久しぶりの再会に乾杯し、9時半まで飲んだ。ヒラメの刺身、天然ホタテの刺身とホタテのバター焼を美味しくいただいた。ビール、紅白のワインが絶妙だった。

 

10日目・919() 井上102、進藤氏97、深津氏953日間トータル進藤氏284、井上295、深津氏296。上湧別チューリップ湯で汗を流した。湯上がり時に、旭川辺り通過中の河合氏より連絡があり、夕方に上渚滑町到着するとのことだった。帰路上湧別市内のオホーツク塩ラーメンのお店に寄り、それぞれ購入した。また紋別市内の専門店で魚介類を購入し、河合氏の歓送迎会用とした。その後、紋別カントリークラブに寄り、忘れ物のパターカバーを受け取った。 5時前に河合氏より電話があった。今、上渚滑町のセイコマートへ着いた。早い到着で、河合氏の風呂上がりから4人で久しぶりの再会に乾杯し、9時半まで飲んだ。ヒラメの刺身、天然ホタテの刺身とホタテのバター焼を美味しくいただいた。ビール、紅白のワインが絶妙だった。

11日目・920() 住宅明け渡しの9時までに部屋の片付けを済ませ、朝食用にセイコマートでサンドイッチなどを購入して済ませた。河合氏は北海道2日目なので我々より少し早めに出発した。北海道ライフを楽しんで欲しい。紋別市役所の池野班長さんが9時前に明け渡し確認に来られた。なんの問題もなく、アンケート回収し、5分程度で確認は終了した。帰路は、滝ノ上、浮島、旭川、砂川、千歳空港経由、札幌、小樽へと車を進めた。北一硝子ギャラリー等を通り抜け、オルゴール堂のオルゴール「星に願いを」を土産に買った。3時過ぎに小樽港に着いた。ネットで購入したチケットに記されるファーストクラス通りである船室を期待して搭乗手続きをしたが、記載ミスでファーストクラスではなくツインの窓側の部屋だった。テレビ冷蔵庫、トイレ、シャワー付き、1メートルぐらいの窓から外が見える。定刻10分前に離岸出船した。積丹半島周辺の街の明かりをあちこちに確認し、積丹岳1255mを左手に、神威岬等の灯台を確認できた。船底の船室しか予約できなかった深津氏と共に6時半ごろからレストランで夕食をとりツインの船室をシェアした。23時就寝。出発から小樽港までの走行累計距離1450km。(写真は小樽港出航前のフェリー:ラベンダー)

12日目・921() 船の揺れもなく適度な疲れも有りぐっすり眠れた。9:15新潟港へ着岸。関越自動車道、環八のルートで14:30帰宅。14501810km を走った。12日間で1800km。途中ガソリン52ℓ、おそらくあと40ℓくらい入るので、90ℓ使用して1800km。リッター20km。今日時点で75000km走っている。いい車だ。オホーツクの釣りは難しい。釣りそのものではなく、時期や釣行計画などに左右されることが多い。家内曰く、「フェリー代金だけでも八丈島辺りの島へ2回ぐらいは確実に行ける」と言います。確かにそうかもしれない。来年のオホーツク釣行をどうするか考えよう。フェリー代金6万円、ガソリン2万円、高速料金2万円、10日間の宿泊食事5万円で最低15万円は必要。確かに島へ2回は行けるが、大自然を巡り、人々の優しさに出会えるオホーツクは素敵だと思っています。(写真は新潟港着岸間近な日本海の朝焼け)

おわりに 

2回目のオホーツク釣行は2年連続で空振りに終わりました。世界的な温暖化により熱波が襲い、自然災害が各地で発生しています。ハワイマウイ島では山火事が発生し、100人以上が亡くなるなど異常気象による災害が報告されています。世界的には暴風雨や洪水、干ばつなど異常気象の発生件数が1970年から50年間で5倍に増加したというニュースもあります。今年の北海道では35度を超える異常な気温が観測されており、海水温も上昇して漁業への影響も出ています。今回の釣行はサケ釣りなのですが、9月半ばなのに、どこの河川でもサケは遡上していません。昨年に続き、異常な現象が起きています。昨年のオホーツク釣行では7月下旬から9月初旬までカラフトマスやサケを狙いましたが、どちらも空振りでした。そこで今年は時期をずらして9月中旬からに切り替えましたが、今年も空振りに終わってしまいました。北の大地では広大な畑で収穫されたタマネギのコンテナが畑のあちこちに見られます。機械化農業により人影は見かけませんが、確実に収穫されています。また、亜寒帯林の針葉樹と広葉樹のバランスの良い混交林は、豊かな自然の色を見せてくれました。9月中旬なら色づくはずの紅葉も今年は遅れそうです。見事な紅葉を見ることは10月に持ち越されます。最後の写真は、収穫されたタマネギ畑と美しい亜寒帯林の針広混交林のモザイク林を掲載します。