最近実施したこと2024229日)

 

ロシアの一般人は、「食べ物は必要ありません。我々が恐れられていると知ることが、栄養になるのです」と言われています。この言葉は「世界を知る101の言葉」から引用したものですが、国際秩序を壊す暴挙の姿勢も国民に示す側面があるのでしょう。プーチン大統領が東部ウクライナに軍事侵攻を開始してから2年が経ちました。当初は世界戦争になるのではないかと恐れられましたが、今や日常化してしまっています。緊張が高まる中で、プーチン大統領の支持率は上昇し続けているとのことで、その現実はおぞましいものです。21世紀に入っているのに、80年前の第二次世界大戦と同じような暴挙がいまだに繰り広げられていることに驚きます。

一方、中国の習近平は建国の父である毛沢東を尊敬していると言われています。旧正月の演説では、「大国外交が、混迷する世界にプラスのエネルギーを与えた」と自賛し、今年も「強国建設と民族復興」に向けて進むことを宣言しています。中国共産党の機関紙傘下の新聞は、台湾との関係強化に動いたリトアニアに対して、「像の足の裏にいるネズミかノミにすぎない」と罵声を浴びせました。習近平の尊敬する毛沢東の言葉には、「尊大であってはならない。国家は大小を問わず、みな長所と短所を持っているのだ」とありますが、この言葉を無視する姿勢は怖いものがあります。

そして、私たちはのんきに過ごしているうちに、2024年も2か月が過ぎましたね。世界中がのんきになれば良いと思いつつ、何をしたのだろうかと考えてみても、大したことはしていないように感じます。しかし、記憶に残る出来事として、次の3つがあります。

 

庭師デビュー:庭師としての初めての仕事は、思った以上に大変でした。翌日からは熱が出てしまいました。親方について作業を行ったことで、張り切りすぎたのか、緊張とその日の寒さが影響したのかもしれません。風邪か、インフルエンザ、はたまたコロナか分からないですが、熱は38度近くまで上がり、2日間おとなしく寝ていたら治りました。

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2024年2月に神奈川県社会福祉協議会への助成金申請書の内容の一部です
講演会時の講師への謝礼などが主な支出となっています。
一般助成申請書2・15チェック.pdf
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湘南健康長寿研究会の資金対応策:神奈川県社会福祉協議会の補助金申請にトライしたことが大きな一歩でした。申請しなければ当たりませんので申請することがスタートになります。5月中旬ごろの採択の結果を待つことになります。運よく採択されれば、講演会などに依頼する講師への謝礼金の支出ができ、研究会の発展につながることが期待されます。申請内容の一部をファイルで示しました。(PDFファイル参照)新たな試みに、樹木観察会を、4月と10月に開催することになりました。これは研究会の目的の一つの高齢者のコミュニケーションの場を提供すると同時に、大勢でワイワイおしゃべりしながら、観察するツアーは趣味を拡げストレス発散にもつながります。自身の老体へのムチ入れとしても大いに期待できます。(PDFファイル参照)参加お申し込みはこちらから

畑作業で社会貢献:3点目は、本学アメリカンフットボール暴力事件をきっかけに、田中元理事長の脱税事件やアメフト部員の大麻事件など、良くないニュースが世間に広まり、日本大学の評判が著しく悪化しました。2024年度の大学入試の志願者数は極端に落ち込み、存続が危ぶまれる危機的状況と言わざるを得ない状況に陥っています。関係者の英断を以って対処してもらいたいと思うと同時に、卒業生もこの状況を打開する力になることを提案することも大きな支えとなり得るものと思います。その一つとして、日本大学生物資源科学部校友会神奈川県支部の有志で実施している畑作業で育てている野菜類を子ども食堂や藤沢市のフードバンクなどへ寄贈していることです。 

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湘南健康長寿研究会主催の樹木観察ツアーのチラシです
2024年4月19日午前10時より、藤沢市長久保公園内で樹木観察ツアーを開催します。20名程度の参加者を募集します。
2024年樹木観察ツアー案内.pdf
PDFファイル 302.0 KB

畑作業は、週2日、56人の参加で、2か所の畑を管理しています。1か所は、キャンパスの南のはずれの道路沿いの細長い区画を管理しています。もう1カ所は、亀井野小学校南側の県道脇の個人有地150坪を借地として管理しています。畑の肥料には化成肥料を極力抑えて、米ぬかや堆肥を主体として、健康野菜の育成に努めています(動画)。夏野菜はトマト、キューリ、ナス。(動画)葉物野菜はチンゲンサイ、コマツナ、キャベツに白菜はもとより、ネギ、タマネギ、カブにダイコン。さらに根菜類はジャガイモ、サトイモ、サツマイモにいたる多種多様な野菜を育てています。したがって、育てた野菜を参加者だけで持ち帰ることなく、葉物野菜から、根菜類まで寄贈の対象としています。かかる費用は、校友会からの補助と湘南台社会福祉協議会からの援助も受けて、苗代や肥料購入費用に充てています。昨年9月にはサツマイモやジャガイモを、今年1月にはチンゲンサイとコマツナとネギを(動画)藤沢市のフードバンクへ寄贈しました。フードバンクへ運ばれた野菜類は、一人親世帯や一人住まいの方々へ利用してもらっています。以上3点が、今年の2か月間で取り組んできたポイントになります。折角始めた試みは単発では良くないことなので、継続することが重要です。庭師としては、親方から声がかかればいつでも対応したいと考えています。当初は庭木の剪定技術を向上させることを目指していましたが、実際には伸びすぎた枝の剪定や伐採など、作業にはさまざまな要素が含まれていることを再認識しました。これまでの森林作業と同様に、チェーンソーやナタを使用することが多いため、私は比較的楽に対応できると思っています。無理をせず、着実に作業を進めることが、身体を傷めずに長続きする秘訣です。