猛暑の20247

   昨日は二十四節季の「小暑」、今日は七十二候の「温風至」と歳時記に示される。「小暑」は、日あしは徐々に短くなるが、本格的な暑さが始まる。「温風至」は、暑気に入り温かな風が吹いてくる頃とある。7月に入り、猛暑が続き、昨日も全国で35度越え、今日も40度近くになる地域もあるようだ。暑気の極みの大暑は今年は722日であるが、暑気の極みをすでに何回も記録してしまったようだ。どうなってるのか、今年の天候。摂氏40度越えも珍しくない時代になるのだろうか。地球温暖化は通り過ぎ、すでに日本列島は梅雨空け前に熱波に覆われたようだ。そんな7月の初旬の異常な暑さの中で行ったことを2点紹介する。

ジャガイモを寄贈

 そんな75日、畑作業で収穫したジャガイモを昨年に続き、藤沢市のフードバンクへ寄贈した。昨年は収穫時期を逃し、コガネムシ被害にやられたが、今年のジャガイモの収穫は上出来であった。校友会のホームページにも紹介した内容を以下に示す。日本大学 生物資源科学部 校友会 神奈川県支部の畑作業グループは、75日にジャガイモ約200㎏を藤沢市のフードバンクへ寄贈した。このジャガイモは、昨秋よりキャンパス内の落葉を集めて作った腐葉土と堆肥に加え、米糠などの有機肥料を主体に土作りし、丹精込めて収穫した。藤沢市のフードバンクは市民の善意により、寄贈された余った食料品などを生活困窮者などに無料で配布され、昨年度は延べ2901人の方々が利用している。日本大学校友会はこれまでにも、ジャガイモやサツマイモなどの根菜類をはじめ、今年1月にはチンゲンサイやコマツナ、ネギ等の葉物野菜をコンテナ4箱分を寄贈してきた。今回の引き渡しには、稗貫支部長、津曲、松添、井上の畑グループメンバーに加えてご協力いただいた市民センター主幹、地区社協副会長、フードバンク代表、副代表が参加した。※写真は、冬季間に落葉収集、米糠撒き、数度の耕運、堆肥・腐葉土や苦土石灰撒き、畝立て、タネイモ選別、植え付け、2週間目、花が咲く、フードバンクへ寄贈まで。

夢を喰らう

202476日に新宿のks シネマで富山ロス五輪金メダリストの半生を描いた映画「夢を喰らう」を鑑賞した。監督は元同僚藤森氏のご子息圭太郎氏。いろいろなご縁があって久しぶりに新宿で気持ち良い時間を過ごせた。鑑賞した感想を以下に示す。

茨城の田舎出身の若者へレスリングを勧めた一言があった。夢に向け、ひたすら努力した。誰よりも努力した。努力を継続できたのは、強いライバルが身近にあり、また富山家の後押しが、彼をさらなる高みへと押し上げた。身近な夢を着実に叶えていく中で失うものもあったのだろうが、夢追い他人はついにオリンピックの金メダルを手にする。富山選手自身、まさかオリンピック選手になれるとは思っていなかったのではないか。しかし、身近な目標を目指し、それを達成し、夢が叶うと次の夢を追い、血の出る努力によりその結果が次の夢を達成させた。それを達成した原動力は夢を喰らうことで、次の高みへと彼を押し上げたのだろう。そこには、身近なライバルがあり、家族の支えがあった。強い男の家族を思う優しさが迸るこれまで見なかった富山教授を感じた。同時に次はどんな夢を喰らうのだろうか。世界の指導者トミーになって欲しい。

※写真は左から映画作成の西山プロデューサー、富山英明ロス五輪金メダリスト、映画監督の藤森圭太郎の各氏。