高校野球観戦(2021年8月) 

     終息の見えないコロナ禍、夏本番の暑さが戻ってきた。夏と言えば甲子園、昨年第102回全国高等学校野球選手権大会は、日本国内で新型コロナウィルス感染症が拡大している影響で、代表校を決める地方大会と合わせて、1年延期になっていた。今年は103回大会として地方大会が実施されている。全国大会の開催は、東京オリンピック閉会式の翌日の89日から開催される。

神奈川県の地方大会は710日から、全試合有観客で開催されている。野球好きの私も日大藤沢高校の応援に球場に通った。一昨年の神奈川大会では決勝に進むも、1:24の大差で東海大相模に煮え湯を飲まされている。ベスト8には入るも、横浜創学館に1:8のコールドで負けた。いつものことながら、日藤はいつもこの辺りで敗退する。誰もが良いプレーをしたい。普段のままのプレーでで臨めば良いのに、少し背伸びしすぎると守備の乱れから、相手に得点を許す羽目に陥る。試合の勝敗はもちろん個人の運動能力や技術的センスの集合体により、そのチームのレベルが決まる。そのレベル差だけで試合の勝敗が決まるわけではない。窮地に立たされた時の精神状態を如何に冷静に如何に普段通りに保ってプレーに徹することができるかが勝敗を分ける決め手となるように思う。今回の大会中に、新型コロナウィルスのクラスターが発生した東海大相模高校の野球部で、新たに部員31人が確認された。野球部の寮に住む部員と教職員の感染が確認され、準々決勝まで進んでいたが、出場を辞退することになった。ここにもコロナ禍での大会の影響を受ける結果となり、高校球児の夢を打ち砕いた。