夢を食らう

2024年7月6日に新宿のks シネマで富山オリンピアの半生を描いた映画「夢を喰らう」を鑑賞した。監督は元同僚藤森氏のご子息圭太郎氏。いろいろなご縁があって久しぶりに新宿で気持ち良い時間を過ごせた。

茨城の田舎出身の若者へレスリングを勧めた一言があった。夢に向け、ひたすら努力した。誰よりも努力した。努力を継続できたのは、強いライバルが身近にあり、また富山家の後押しが、彼をさらなる高みへと押し上げた。身近な夢を着実に叶えていく中で失うものもあったのだろうが、夢追い他人はついにオリンピックの金メダルを手にする。富山選手自身、まさかオリンピック選手になれるとは思っていなかったのではないか。しかし、身近な目標を目指し、それを達成し、夢が叶うと次の夢を追い、血の出る努力によりその結果が次の夢を達成させた。それを達成した原動力は夢を喰らうことで、次の高みへと彼を押し上げたのだろう。そこには、身近なライバルがあり、家族の支えがあった。強い男の家族を思う優しさが迸るこれまで見なかった富山教授を感じた。同時に次はどんな夢を喰らうのだろうか。世界の指導者トミーになって欲しい。