日本大学 森林利用学研究室の歴史

<歴史概要>

 当研究室の前身は、1978年当時、森林工学研究室の荻原貞夫教授が砂防と林道を、また梅田三樹男教授が木材収穫学と林業機械学をそれぞれ担当され、砂防系と利用系の二分野で一研究室を構成する森林工学研究室に遡ります。当研究室の利用分野に昭和53年度より、井上公基助手が採用され、森林土木学、森林機械学、森林収穫学、木材収穫学実習を梅田教授と井上助手が担当していました。

 その後、平成元年のカリキュラム改正に伴い、野村勇教授と井上公基専任講師により、川上から川下までの林業や木材生産・流通・住宅を包含する幅広い分野を取り込み、住宅木材流通研究室に変更されました。平成5年度より堀江亨助手が採用され、3名の研究室体制になりました。平成9年に野村教授の定年退職後しばらくの間、井上公基助教授と堀江亨専任講師の2名体制が続きました。平成12年度の大学院改組に伴い、木平勇吉教授を迎え、3名体制の住宅木材流通研究室になり、その後、木平教授が森林経営学研究室へ異動され、井上公基教授、堀江亨准教授の2名体制の研究室となりました。平成174月より、吉岡拓如助手を迎え、3名体制になりましたが、堀江准教授が、森林経営学研究室の教授昇格になり、 研究室名を森林循環利用学研究室に改名し、2名体制に再編されました。平成18年より、林政担当教員を利用研究室内に置くこととし、新たに杉浦克明助手の採用により、井上公基教授、吉岡拓如専任講師、杉浦助手の3人体制で新たなスタートとなりました。平成25年のカリキュラム改正時に、森林循環利用研究室の林政分野が、森林経営研究室へ組み込まれることとなり、井上公基教授と吉岡拓如准教授の2名体制の森林利用学研究室に改組されました。そして、20183月に吉岡准教授が東京大学森林利用学研究室准教授として転出され、20184月以降森林利用学研究室は井上のみの1名の研究室になりました。20213月に井上公基教授の定年退職により、20223月最後の卒業生4名の指導が終了し、森林利用学研究室は閉鎖されました。

 

<研究室年表>

1978年:梅田三樹男教授・井上公基助手により森林工学研究室利用分野

1989年:野村勇教授・井上公基専任講師により住宅木材流通研究室

1993年:住宅木材流通研究に堀江亨助手就任

1997年:住宅木材流通研究室の野村勇教授ご退職

1997年:井上公基助教授・堀江亨専任講師

1999年:井上助教授ワシントン大学へ客員研究員として留学:

2000年:ワシントン大学森林管理研修開始

2000年:住宅木材流通研究室に木平勇吉教授就任

2003年:井上公基教授昇格

2005年:吉岡拓如助手採用 森林循環利用学研究室へ改名

2009年:井上学務担当

2010年:杉浦克明助手採用により研究室3名体制

2009年:井上演習林長

2010年:堀江亨教授昇格(経営研へ異動)

2013年:井上教授・吉岡准教授の2名体制で森林利用学研究室へ改名

2018年:吉岡准教授の転出により1名体制

2021年:井上教授退職・名誉教授 

2022年:森林利用学研究室閉鎖